[雑談]技術力と企画力

最近会社で「テクノロジー」っていう言葉を聞きます。web業界でテクノロジーって言葉、似合わないなあなんて思っていまして、違和感が残ります。

あと「技術力」って言葉にも違和感を覚えます。web業界で技術力ってなに?まぁ人によっては解釈はわかれるのでしょうが、webの世界ってどうせデータベースと値のやり取りするという基本は変わらないので技術力って言われるとやっぱりよくわからないんですよね。OSとかミドルウェアとか、もっと基盤寄りだと技術的だなと思いますが、アプリ側で技術力っていうとよくわからない。


たぶん、webの世界で言う技術力って「不可能を可能にする」とかでっかい話じゃなくて、「高速で開発できるか」が技術力のポイントな気がしています。1ヶ月で作る人と、3日で作る人だったら後者が技術力が高いんじゃないでしょうか。それとも、不可能を可能にする、ゼロからイチを生み出す人が技術力が高いのでしょうか?linuxとapacheとmysqlとphpとjavascriptとhtmlを使ってゼロからイチを生み出すっていうのは僕にはよくわかりません。もうイチ以上な気がします。web業界はどうせこのへんしか使ってないんだから、今あるソフトウェアで、今ある知識で高速に開発できれば技術力が高いんじゃないでしょうかね。


加えて、企画力っていうのもよくわからない。もっとわからない。いったいどんな能力なのか見当もつかない。普通の人が考えつかないことを思いつくのが企画力?だったら自分の精子を顕微鏡で観察を試みた俺は企画力があるのかしら(高校時代)。

企画力もなんかでっかい話じゃなくて、経験とかそんなものに左右されるだけな気がします。経験を多くしたものが企画力がある、でだいたい合ってるんじゃないかなぁ。

この場合の「経験」ってITメディアとかそこらへんのニュースサイトから学べるものじゃなくて、自分で動いて肌で感じた経験。
自分は学生時代から携帯サービスを作っていたのですが、就職してびっくりしたのが携帯のことを知らない人が多かったこと。モバスペとか知っている人いるのかな。あの界隈じゃみんな知ってたけどなぁ。

最近も人から教えてもらった雑誌話っていう携帯掲示板サイトに注目している。注目しているっていうか、ひとつ学んだ。俺たちが日々追いかけている情報とは、レイヤーが一層も二層も違う情報が、現場には溢れているんだな、と。

携帯をよく使うやつ、経験を持っているやつしかわからない情報とか考えがある。企画力って現場のことをわかってる力、なんじゃないかと。


自分は机の上であれこれと考えるのが嫌いで、とりあえず作る、というスタイルが好きです。それも作り込まないで世に出します。まずは現場を知るためです。
早く現場を知るためには早く開発する技術力が必要だと思っています。

つまりそういうことです。

このブログ記事について

このページは、tatsuyaが2011年10月 5日 02:24に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「[Chrome]WebStoreにアプリを公開する方法」です。

次のブログ記事は「[Titanium]iPhoneアプリをリリースしました」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。